おれは万年発情期であることを誇りに思っている。
つい2ヶ月のほど前までは特定のセフレがいたので不自由していなかったのだが、相手の事情でやむなくお別れとなった。顔もスタイルも好みのタイプで、体の相性も申し分なかったのに。
しかしいつまでもウジウジしていられない。おれの性欲メーターは常に振り切っている。最近は、己の性欲に負けて相手を吟味することなくコトに及んでいた。
多少好みの顔じゃなくても。
多少スタイルが悪くても。
目を瞑ってそのことを考えないようにして腰を振り、オスとしての本能だけで、溜まったものを吐き出していた。
だがしかし!
やっぱり可愛い女としたい!
可愛い顔が歪むのを見たい!
なによりも目を瞑ってしたくない!!!
視覚効果というのはやはり絶大なもので、おれの息子に与える「強さ」に絶大な影響を及ぼしてくる。目を瞑っていると、どうしても妄想を取り入れなければならない節もある。
おまけに「そんなに目をギュッと閉じてるなんて、、アタシのナカってそんなに気持ちいいの?」とザラついた声で言われたこともある。あのときは本当に屈辱的だった…。
女に負けた気がした。本当に悔しかった…。
あんな気分をもう二度と味わわないためにも、おれは可愛い女と致したい!!!
思い立ったらすぐ行動。悩めるメンズの強い味方ハッピーメール!
ナンパに繰り出してもいいのだが、成功率は低い上に「ウザい」とか「キモい」など、悲惨な言葉を浴びせられることもある。
そうなるとメンタルがヤラレてしまい、次に向かう気力がなくなってしまう。リアルな知り合いは当然のことながらご法度だ。一言で言うと「ややこしい」。
その女を取り巻く人間のことも考慮しなければいけないし、なによりよく知った人間とセックスに至るには相当な覚悟が必要だ。セックスの相性が良くても悪くても、その後に元の人間関係に戻ることは難しい。
となると必然的に「手軽且つ後腐れなくヤレる相手」でないといけなくなる。
そこでおれはいつもの通り、スマホを取り出した。起動するアプリもいつものハッピーメールだ。
何を考えているかわからない女をナンパすることや、リアルの女に比べ、出会い系アプリには「出会いたい女」しかいない。
となると、ナンパやリアルよりも成功率が上がるということも納得いただけるのではないだろうか。またこのwithコロナの時代に、大多数と実際に会うというのは気がひけるものだ。
そういう意味で出会い系アプリというのは、メリットは大きく、デメリットは最小限に抑えられる優秀なツールであるということが言える。
数多くの出会い系アプリが存在するが、ハッピーメールは軽い出会いに特化していると言っても過言ではない。言い方はよろしくないが、利用女性のお尻はわりと軽い。特別なテクニックなどなくとも、すぐに釣れる。
が、今回おれが所望している獲物は、大物だ。これはなかなか釣りにくい。当然だがかわいい女には数多の男どもが群がっている。その中から、おれを選んでもらう必要がある。
ライバルは多い方が燃えるというもの。おれは自分のプロフィールから変更し、大物を狙う作戦に出た。
まずヤリモクアカウントであることを相手に察知させるか否か。これは意見の分かれるところである。ヤリモクアカウントであることを認知させると、釣れる女の数は、そうでない場合とくらべて、格段に減る。
しかし、相性がよければそのままセフレとなれるというメリットがある。ただこれで釣れる女はビッチばかりなため、あまり信用はならない。
たとえば先にこちらと約束があっても、超イケメンからお誘いを受けると平気でドタキャンする、という具合だ。イニシアチブを握っておきたい派のおれとしては、これはなかなか我慢がならない。しかしプレイ内容や下ネタで会話がかなり弾むため、お互いに納得したセックスができることも事実だ。
ではヤリモクアカウントではないことを装う場合はどうか。こちらは正直ハメるまでに時間がかかる。ヤリモクであることを隠して近づき、信頼を得てからセックスに誘わなければならない。
しかしこちらの方がイニシアチブを握れ、相手をコントロールするには適している。こちらの場合に使える最大の武器は二つある。
「愛してる」という言葉か、「お金」だ。
可愛いセフレが欲しいだけのヤリモク男にとって、なかなか面倒くさく、ハードルの高いものであることは間違いない。しかしおれは今回は後者の、ヤリモクであることを隠す方を敢えて選んだ。
相手がおれを「彼氏」と思っていても、こちらがセフレと思っていれば別に問題はない。どちらにしてもすることはひとつだ。
Let’s having sex!!
そうして見つけたのが、美容部員のマリコ(23歳)である。
正直てこずった!TOPの写真が北川景子を彷彿とさせる美女だったため、群がる男どもが多すぎた!
加工写真なのかと思っていたが、LINEに移動してビデオ通話をしたため、無加工であることが確認できた。しかしチヤホヤされている女を極めるのはやはりテクニックが必要だ。
取り巻きが多く、おれがいなくなっても痛手とは感じないため、相手の気が大きくなっている。機嫌を損ねるとすぐにそっぽを向いてしまう。わがまま女そのものだ。
まぁ・・・じゃじゃ馬を乗りこなすのも悪くない。むしろ快感を覚える。
マリコを落とした方法とは・・・
そろそろおれの落としテクについて気になってるメンズも増えてきたころではないだろうか。おれのテクは相手に惚れさせることから始まる。その後、徐々に強引さを出していく。
しかし「強引」と感じさせてはならない。「男らしい」とか「豪快」と感じてもらうように、調整しながら己をプロデュースする。
男の強さとか大胆さにコロっといく女は案外多い。相手の様子を見ながら小出しにしていくのがいいだろう。LINEに移動したあとは、一気に攻め込んでいく。
知らないメンズも多いだろうが、LINEに移動すると気持ちが萎えるのか、LINEをゲットしたことによる安心感からなのか、連絡をおろそかにしがちなメンズが量産される。
他者と差をつけるにはココからだ。おれはマリコの休日を聞き出すことにした。

マリちゃんは美容部員だから平日が休みなの?

そうだよー。土日はほぼ休めないよ。

そうなんだ。よかったら次の休み前日、仕事終わりに1杯どう?
休みの日をまるごとおれにくれと言わないのも重要ポイントだ。じゃじゃ馬は慎重に扱っていかなければならない。OKをもらい、待ち合わせ場所に向かう。
相手は美容部員。メイクは当然のことながら、ファッションもそのメイクに合ったものだろう。だからおれも彼女に釣り合うように、服装や持ち物には注意を払った。LINEや電話のやりとりの感触では、彼女はおれに惚れかけている。
ここで一気に勝負をかけて本気で惚れこまさなければならない。待ち合わせ場所に来たマリコはやはり、スレンダーな北川景子似の美女だった。肩より少し長い髪はツヤがあり、さすが23歳といったところか。
肩を並べて、予約したイタリアンへ行く。間違ってもここで居酒屋などをチョイスしてはいけない。小洒落た店を選んでおくべき。
居酒屋などは相手が希望した場合のみだ。そう、これが前述した二つ目の武器である「お金」だ。居酒屋よりはいささか出費は嵩むが、初期投資だと思えば安いものだ。
薄暗い落ち着いた雰囲気の店内。カウンター席に並んで座った。店の雰囲気のままに静かに語り合うおれとマリコ。23歳の女の子はあまり経験したことがないだろうと思えるシチュエーション。
マリコのその未熟な経験も手伝って、マリコのおれへの評価は急上昇した。その証拠に、さっきから腕が触れ合っているが、マリコはどけようとはしない。
もしかしたら、今日このままイケるかもなと感じたが、焦りは禁物だ。ここまでの美女にはなかなか出会えない。大事にしないと!
しかしイケるのなら・・
ふとマリコを見ると、前髪が目にかかっている。些細なことでも使えるキッカケは何でも使う。そっと指で前髪を払いのけてやった。こちらを向いたマリコの目が変わった。
これはイケる。
そう確信した俺は、夜道の散歩を提案した。本来はバーへ誘うつもりだった。しかしマリコのあの目は、半ば強引に攻めてもイケると物語っていた。
店を出て、マリコの細い冷たい手に、そっと指を絡ませる。彼女はこちらを向いて微笑んだ。神々しいほどの美しさだった。
お待ちかねのパコパコタイム!その中身は!?
おれたちは言葉を交わさないままホテル街へと向かった。マリコも黙って、絡ませた二人の指を反対側の手で撫でている。無言のままおれたちはホテルへと入った。
部屋に入るなりマリコはすぐに抱きついてきた。しまった。イニシアチブを取られている…。
そう感じたが、別にここまで来ればもう問題もない。マリコの体に腕を回し、髪を撫で、徐々にその手を下ろしていく。背中を撫で、尻を撫で回す。
スレンダーだと思っていたが、意外と胸は大きく、体全体にはこちらを押し返してくるほどの張りがあった。体を少し離し軽くキスをすると、マリコは唇を開いた。
舌を絡め合い、唇を首筋へと移動する。少し汗ばんでいてしょっぱさを感じたがそれが一層興奮をかき立てる。マリコの口から漏れる甘い吐息はもっと激しいことを求めていた。
ベッドへ誘導すると、マリコは自ら脱ぎ始めた。その時になっておれはようやく気付いた。マリコは実はビッチだということに!
もうそうなれば話は早い。下着姿になったマリコを押し倒し、唇を這わせていく。おれの息子は早くもヨダレを垂らしながらマリコを望んでいた。少々手荒くマリコの下着を剥ぎ取っていく。
体が露わになってもマリコは恥じらうこともしない。むしろ自分からおれのパンツを脱がせにかかってくる。尻の丸みを超えるところまで手でずらしたかと思うと、そのままマリコは足を使っておれのパンツを一気に脱がせた。
おれはマリコの全身を丹念に舐め回した。シャワーも浴びていないマリコからは、汗の匂いも感じるが、それ以上にメスの匂いがする。メスそのものの匂いを発している部分に舌を這わせると、マリコは声を上げ始めた。
おれはその可愛い声に気を良くし、クリトリスを吸いながら舌先で刺激を与えていく。ほどなくしてマリコの腰がビクビクし始めるのを感じたので、指を2本入れGスポットに触れる。あっけなくイッてしまったマリコは、少し恨みを込めた目でこちらを見てくる。
どうやら想像以上に良かったようだ。少し休憩させてやろうとおれは仰向けに寝転がった。するとマリコはおれの右側に座り、キスをしながら右手で優しく竿に触れてくる。左手はクリトリスを刺激している。
おれ好みのエロい女だ!
おれもされているままでは男がすたる!
おれは愛液まみれの指をまたマリコの中へと挿し入れた。熱い。さっき指を入れたときよりも熱くトロトロになっていた。指の角度を調節し、できるだけ奥へと入れていく。首尾よく子宮口を見つけた。さっき1回イカせたから、子宮がいい具合に降りてきている。
マリコはおれの竿をやらしい手つきで扱いているが、左手はもっと小刻みに動いている。キスをしながら喘ぐ彼女はおれのポルチオ攻撃と、自分自身によるクリへの刺激で痙攣し始めた。喘ぎ声もさっきまでの可愛い声から、動物のようなうなり声へと変化している。
完全にメスと化したマリコは一層大きく震え始めたかと思うと、おれの指を締め付けながらおれの上に倒れ込んできた。もう休憩などさせてやるつもりはない。
この締まりを指で感じておくのは勿体無い。息子で感じたい!
そしてもっとマリコのエロさも引き出したい。おれはマリコの脚を掴み、上に跨らせた。すると何の迷いもなく、生のまま挿入してきた。こちらが戸惑うほどの女だ。奥まで入れると、マリコはもう声も出なかった。
おれの太さと長さを堪能しているようだったので、おれはあえて動くことをせず、マリコに任せてみることにした。やがてマリコはゆっくり身体を前後左右に動かし始めた。グラインドが好きなのか。
身体を揺らしながら、ポイントを探っている。快感のあまり動きを止めそうになるマリコの為に、腰を支えてやった。しかしその行動は、メス化したマリコには不要だったようで、すぐに手を払いのけられてしまった。
マリコはおれの体に手をつき、杭打ちを始めた。おれは呆気に取られた。ここまで巧みな杭打ちは初めてだった。
スピード感と締め付け具合、そして耳に心地よい打ち付ける音。全ての要素を使って、キスをしながらマリコは果敢に攻めてきた。おれは最早限界を迎えていた。
イキそうだと伝えると、マリコはうなずいた。そして一層激しく動き始めた。正直中に出すのは抵抗があったが、同意のもとだからと遠慮なく出させていただいた。お互いに息が上がっていたが、快楽の余韻に浸るのはほどほどに、マリコのお掃除フェラに興奮を隠しきれなかった。
おれの「惚れさせ作戦」が成功だったのかどうかの見極めは難しいところではあるが、ライバルたちに差をつけ、ここまでたどり着けたのは事実だ。おれは結果的に見た目とプレイが最高のセフレを手に入れた。
マリコは俺のことをどう思っているかは知らないが、相性が良すぎて当分お互いの体から離れることはできないだろう。
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今回使った出会い系アプリはハッピーメール
開設時期 | 2000年 |
累計登録人数 | 2000万人 |
登録料金 | 男女ともに無料 |
料金制度 | 前払い制(1ポイント=10円) |
ケニーがこれまで出会った人数 | 100人先からは数えてない |
ハッピーメールは男女ともに無料で登録することができる。
だからこそ利用して損するということは1ミリたりとも考えられない。女とセックスすることが嫌いなのであれば使う必要はないが、とにかくセックスしたいのあれば登録したほうがいい。おれはかれこれ10年以上『ハッピーメール』を使ってるがつくづく出会い系アプリがある時代に生まれてきて良かったと心の底から思ってる。
「出会い系アプリはいつ登録しても同じだし今じゃなくていいや」と思ってるならその考えは今すぐ捨てたほうがいい。いくら男の方が女よりも年齢を重ねてもモテるとはいえ、年齢を重ねれば重ねるほど恋愛では不利になる。

人生で一番若い日は今だ。
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